容易にカスタマイズ可能な国際規格準拠のモジュラー型基板用コネクタhar-modular®を販売開始

ハーティング株式会社（本社：神奈川県横浜市、代表取締役：能方 研爾）は、2021年2月1日より2.54mmピッチのモジュラー型基板用コネクタ har-modular^®の販売を開始します。

機器の開発ではモジュラー性と柔軟性がますます重要になっています。新しい機器の開発期間は短くなり、試作の重要性は増していますが、既存の標準製品は選択肢が限られ、しばしば機器開発の障害となっています。新製品har-modular^®は、モジュールで電力、信号、データを自由に組み合わせてカスタマイズできるIEC 60603-2規格準拠の基板対基板コネクタです。独自にロット1個から構成できるので、機器開発におけるモジュラー性、柔軟性、スピードへのニーズに応えます。

2.54mmピッチのDIN 41612規格は、基板対基板コネクタとしてドイツで約50年前に標準化され、その後IEC 60603-2の国際規格となりました。通称DIN 41612コネクタと呼ばれるこの規格のコネクタは、19インチラックのシャーシに使用する基板間接続用として最も普及しています。ハーティングは当初から同規格のコネクタを製造、継続的に製品バリエーションを拡大し、幅広い品揃えと長期供給を保証しています。また、モジュールで自由に電力、信号、データ伝送用などの接続を自由に構成可能な耐環境角型コネクタHan^®シリーズで業界標準を確立しました。これらの経験を生かし、ハーティングはDIN 41612 / IEC 60603-2規格準拠のモジュラー型基板間接続コネクタhar-modular®を開発しました。

har-modular^®は、挿抜回数や過電流に対する耐性、基板保持力など、産業用途に耐える堅牢性を備えています。組み立てサポートツールにモジュールを差し込み、固定レールをはめるだけ、工具なしで簡単に組み立てることができます。

どのソリューションもロット数1個から構成できるので、開発や試作に最適です。数量がまとまる場合には組み立て済み製品の提供も可能です。

 

【har-modular^®概要】

〇コンタクトピッチ：2.54mm

〇対応規格： IEC 60603-2 （DIN 41612 ）

〇コネクタ長： 20.32mm ～172.72mm

〇モジュール種類

・信号/データ伝用モジュール：9ピン (最大2A/ピン)、1x 同軸コンタクト (50Ω/75Ω)

・電力モジュール：1ピン (最大40A)、3ピン(最大15A/ピン)、4ピン(最大6A/ピン)

・高電圧モジュール：1ピン(最大2800V)

〇構成をアシストするオンライン構成ツールを用意

 

製品製品組み立て動画（YouTube）：https://youtu.be/Ch4gPOC72kM