堅牢かつ着脱が容易なワンタッチ式丸型コネクタM12 PushPullを発売

ハーティング株式会社は2015年7月1日より、M12丸型コネクタの堅牢性とPushPull機構によるワンタッチ着脱の高い操作性を兼ね備えたイーサネット通信用M12 PushPullコネクタの販売を開始します。
産業用途の小型コネクタとしては、一般的にその耐環境性、耐衝撃・耐振動性から丸型コネクタの使用が一般的です。従来の丸型コネクタはねじ止め方式を採用しており、接続が堅牢な反面、着脱に手間を要していました。
M12 PushPullは、M12丸型コネクタの堅牢性を維持しながら、PushPull機構採用により片手で簡単・迅速に着脱が可能です。嵌合の際、PushPullコネクタ共通のクリック音によりロックを確認でき、未挿入を防止します。ねじ方式のようなトルク管理は不要、ロック機構がコネクタを確実に保持、そしてリリースします。また、ねじ方式のようにコネクタを回すためのスペースが必要ないため、高密度の取り付けが可能です。とりわけ、厳しい環境下でも確実な接続と耐振動性が求められる鉄道車両内での使用に最適です。
M12 PushPullコネクタは、100MbpsのFast Ethernet用に4ピンのDコードおよび10Gbps対応のギガビットイーサネット用に8ピンのXコードの2種類を用意しています。デバイス側のM12 PushPullレセプタクルは、ネジ式のM12コネクタにも対応しています。