ワイヤーカッターで線を一本ずつ8回切断する必要がなくなり、配線加工の品質も向上します。常に安全にコネクタ内の同じ位置で線をカットするので、すべての組み立てのHF性能が均一になります。AWG 26～22の可とう線と単線に使用可能で、強固にケーブルを固定し、アングル型コネクタから様々な方向にケーブル引き出せる、といったいずれの付加機能もお客様に大きな利点をもたらします。

従来のRJ45ではすべての産業用途を十分に満たせませんでしたが、HARTING RJ Industrial^® MultiFeature シリーズは過酷な産業環境のあらゆる要件と課題に対応する設計です。

安全性の高いCat. 6A 出力、IP20およびIP65/67の Han^®  PushPullハウジングに加え、PoE電力供給IEEE802.3af (PoE 15.4W) / IEEE802.3at (PoE 25.5W) / IEEE802.3bt (PoE 100W)により各デバイスにデータと電力を供給します。

引出方向90°または35°が可能なアングル型ケーブル引出口。アプリケーションに応じて、現場の制御キャビネットに2つのアングル型ケーブル引出口をそれぞれ4方向で直接取り付けられるため、ソリューションの自由度が大きく高まります。

すべてのpreLink^® コネクタ、ソケット、カップリングおよびPCBソケットには一つの共通点があります。それはpreLink終端モジュールを使用して、ごく短時間で接続できることです。この終端モジュールが、システムの精密な心臓の役割を果たします。 

preLink^® システムの機能的特徴として、ケーブルとコネクタが二つの別々のユニットに分割されています。一つ目のユニットは、preLink^®終端モジュールを保持するための同じ固定具を備えた、コネクタ、ソケット、カップリングまたはPCB接続端子です。

この終端モジュールが二つ目のユニットであり、システムの実質的な心臓部です。最大8本のより線または単線を収めることができ、 preLink^®工具を使用してワンステップで同時に終端・切断が可能です。完全に信頼できるプロセスで、現場で組み立てられるpreLink^®終端モジュールは、どのpreLink^®コンポーネントにも適合し、いつでも着脱と交換が可能です。つまり、ケーブルとコネクタは、互いに別々に取り換え可能であり、必要に応じて個別に設置が行えます。

特に既製のケーブルを用いて配線できる場合に有益です。preLink^®  終端モジュールを接続したデータケーブルは、狭いスペースにも対応し、配線した後にすぐに接続できます。これによりタスクが容易になり、時間を節約できます。さらに、可動デバイスで使用され摩耗したケーブルは、コネクタから個別にすぐに交換できます。そのうえ、配線の将来性を考慮し、たとえばM12 DコードからM12 Xコードに変更する場合でも、抜群の早さで配線できます。preLink終端モジュールをカチッと外し、preLink M12 DコードモジュールをM12 Xコードモジュールに交換したら、preLink終端モジュールを元に戻すだけで、すぐに使えます。preLink^®を使えば、迅速かつ柔軟に配線しつつ、コストとダウンタイムを削減し、信頼性を高めることができます。

組み立て方：preLink® RJ45ジャック

HARAX結線システムは、工具なしの簡単な取り付け方法で、信頼性の高いデバイス接続を確立します。HARAX結線方式のM8、M12丸型コネクタは、IP 65/67規格適合により、過酷な環境での使用にも適しています。

徹底的に堅牢なネジロック。典型的な適用分野として、屋外、鉄道、現場レベルの産業用オートメーションがあります。