MVB用途に対応するInduCom9バスインターフェース

MVB (Multifunction Vehicle Bus ) の新しい分野でも、対応するインターフェースに益々多くの要求が高まっています。ハーティングは、交通分野で高まるインターフェースの需要に応えるため、頑丈な金属製ハウジングを備えたInduCom 9バスインターフェースなどのソリューションを提供しています。

MVB用途に指定されているInduCom 9 D-Subハウジングの内部にはTCN(Train Communication Network)用に特別に構成された電子コンポーネントを備えたPCBが統合されています。はんだブリッジをすることで、使用するバスシステムに非常に多彩な機能を選択できます。バスシステム設置中に特別な測定タスクを実行する際に必要になるのは、測定コンデンサと終端抵抗器を制御するためにはんだブリッジをカットすることだけです。このハウジングにより、モジュールの故障時や接続切断時に母線を遮断しないT字型バス配線を実装することができます。

ケーブルは現在市場で最小のケージクランプ端子を使って接続されています。これは鉄道工学で認められている接続法で、特に振動への感受性が低いのが特徴です。広く使用されている圧着法の補助的な手法として使用されており、設置中の時間を節約できるため新しいプロジェクトで優先的に採用されています。

制御システムの小型化への要求は、複数のハウジングを上下左右に隣り合わせに配置する、極めて高いパッキング密度によって満たされます。D-Subの標準的な分割寸法を十分の数ミリだけ上回る大きさで、InduCom9ハウジングを高密度に並べることができます。この最適なパッキング密度により、分割寸法3 DU(15.24 mm)でのモジュールの設置が可能になります。