鉄道車両の電力分配用の新しいシステムソリューション

鉄道アプリケーション用のコネクタは、極めて堅牢なだけでなく、シンプルで迅速に設置でき、メンテナンスが簡単でなければなりません。そのためハーティングは、鉄道車両用の新しいインターフェースを開発しました。

トランス用の高性能

Han® HPR HPTC(High Performance Transformer Connector)は、鉄道業界のお客様向けに開発された、市場のすべての要件を満たすトランス用コネクタです。フード、ハウジング、ケーブルクランプは、屋外での使用に最適化されています。パンタグラフ、トランス、車両バスバー間の接続を長期間にわたり安定させるため、すべてが非常に堅牢に設計されています。トランス上の既存のカットアウトを再利用できるので、設計変更は必要ありません。

Han® HPR HPTCシリーズのモジュラーシステムが柔軟な拡張性を提供

この製品は、シンプルな組み立て、最大限の安全性、最小限のコンポーネントの使用という要件を満たします。ケーブル側のクリンプ端子を3部構成の接触保護絶縁ボディに挿入します。さらに、粉塵や湿気から守り、シールドの一部を構成するケーブルクランプがあり、待機電流を吸収しハウジングに流します。新しいHPTCシリーズは、すべての関連鉄道規格に準拠しています。

車両間ジャンパ用の新しいハウジングソリューション

Han® HPR VarioShellは、ジャンパアプリケーション用に特別に設計されたハウジングシステムです。ツーピースハウジング/フードは内側に円周シールがあり、取付フレームを使用することでIP69Kを達成できます。カバーは取り外し可能なので、ハウジング/フードを車両の内側からも外側からも取り付けることができます。

アクセスしやすいため、操作、修理、メンテナンス中の手間も最小限に抑えられます。故障が発生した時にすべての接続を遮断する必要がないからです。ハウジングのカバーを開けて、欠陥のある導体やコンタクトを特定して交換するだけです。

VarioShellの形状は、汚れが溜まるとすべり落ちるようになっています。例えば、ハウジングの固定ねじから水が専用の溝を伝って流れるようになっているので、錆が発生しません。上部の特殊な湾曲により、氷雪が動いてすべり落ち、壁面やハウジングに圧力がかかりません。これによりインターフェースの寿命が延びます。

ケーブルの分離に役立つオプションのケーブルマネージャー
水、粉塵、氷に対し最適化された設計で長寿命化を実現

車両ネットワーク用のTrainPowerLine

エネルギー消費の効率化と複雑さの緩和は、鉄道業界の大きなトレンドです。Han® HPR TrainPowerLine (TPL)は、UICや、車両バスバー用の電力分配機、Y型分配機といった既存のソリューションに取って代わります。

現在運行中の車両に合わせて作られ、標準的な従来品と比べ、1車両当たり最大10kg軽量化できるメリットがあります。所要スペースは非常に小さく、車両のすべての電気装置とシステムに確実に供給します。

ハウジングはHan® HPRのデザインをベースとし、耐腐食性のあるアルミダイカストで作られています。そのためTPLは、屋外アプリケーションの過酷な環境下での使用に最適です。本体部分は側面の粉塵や氷が落ちやすい形状になっています。

Han® HPR TrainPowerLineインターフェース+3つの単極
UIC 552の代替としてのHan® HPR TrainPowerLineの典型的な使用環境は床下です。
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