IEC 61076-2-010コネクタ

オートメーション用のM12 PushPull標準

PushPullロッキング機構は、オートメーションの丸型コネクタの接続を簡易化し、組立時間を80%節約します。IEC規格61076-2-010は、市場統一標準のすべてのM12 PushPullインターロックを定義しています。

ついにIEC規格61076-2-010が、ファクトリーオートメーションの丸型コネクタ用プッシュプルシステムの業界統一標準を定めました。時間のかかるネジ式はもう過去になりました。PushPullならカチッと嵌めて接続するだけ!簡単、迅速、確実に接続します。デバイスのソケットが垂直型か埋込型かによらず、IEC 61076-2-010に準拠したPushPullロッキング機構なら、デバイスメーカーは常に一元的に適切なソリューションを得られます。

組立時間短縮

PushPullロッキング機構では、ネジを回す必要がないので、オートメーション部品の接続時間を約80パーセントも短縮できます。年間トータルで考えると、組み立て時間の劇的な節約効果が期待できます。

小型化

操作性が向上し、デバイスのポートをよりコンパクトに配列できるようになりました。これで小型化と低コスト配線のご要望に応えられます。

安全な操作性

時短だけではありません。ロックが適正トルクで締め付けられているかどうか、トルクスパナを使って点検する必要もありません。しっかりロックされると、音で確認できるので、簡単、迅速、安全にロックできます。

後方互換

IEC 61076-2-010に準拠したPushPull形状を採用した新しいデバイスソケットは、おなじみのネジ止め式M12コネクタやPushPullロックも使用できます。つまり、デバイスを後方互換対応に設計できます。

信頼性が高い

IP65/67保護、IEC 61373適合の耐衝撃・振動性。

高い遮蔽性

フルメタルハウジングによるEMC保護。

Dr. Metrixと丸型コネクタの救出


私たちのニューヒロイン、Dr.Metrixは迅速かつ強力。時間のかかるネジ止め式に恐れられる存在です。瞬く間にこれまでのM12をすべてモジュラー式PushPullインターフェースに置き換えて、ユーザの貴重な時間を節約します。全ファクトリーオートメーションの将来を担うM12 PushPull標準の顔です。垂直型と埋め込み型のソケットに対応する包括的ソリューションを用いて、モジュラー式製造、I4.0への道半ばにあるオートメーションを救います。

PushPullロック付き丸型コネクタに対応する、ハーティングのニューヒロイン。
鉄道用途用M12 PushPull

ハーティングは堅牢な接続技術分野のテクノロジーグループとして、ずっと以前にあの有名なM12 PushPullソリューションを 市場に定着させ、特に鉄道輸送部門において法定規格を策定しました。私たちは HARTING M12 PushPullスタンドの開発当初から、堅牢性を重視しました。


全アプリケーション用の1つの標準

IEC 61076-2-010は、プッシュプル式の内部ロックと外部ロックについて記述しています。そこにはオートメーション技術の分野で汎用システムソリューションに使用されるすべてのバージョンについて書かれています。PushPull標準はIEC 61076-2-1XX基本標準を参照しているため、調整的な補足事項を説明しています。

デバイスコネクタは、実績のあるM12規格のように回転対称に設計されているので、デバイスポートのプッシュプル機構をM12コンタクトキャリアのコーディングと位置揃えする必要がありません。これによりデバイスメーカーは高い設計自由度が得られ、ポートのケーブル引出口を簡単に、そしてとりわけ経済的に設計できます。

M12基本規格とプッシュプル標準-010は、デザインインの要件に関しても一貫性があります。つまり、デバイス設計に手を入れなくても、標準ネジ付きの従来型M12ポートをプッシュプル機能付きのポートに交換でき、さらに既存のデバイスコンセプトに戻すこともできます。
プッシュプルロック部品にはプラスチック製と金属製があります。総じてこのシステムはオートメーションのデバイス開発者に多くの自由度を提供します。デバイスメーカーは、PushPullクイックロックデバイスを使用することで、お客様に大きな付加価値を提供できるでしょう。